手術室が焼肉屋さん!?
皆さんは、「肝臓」という臓器を知っていますか?
主に、消化吸収に必要な胆汁を作ったり、体に毒になる物質(アルコールなど)を毒のないものに変化させたりする臓器になります!
そして、人間の体の中で一番大きな臓器です☆
病気になっても症状が出にくく、症状が出たころには非常に悪化しているケースが多いので「沈黙の臓器」とも呼ばれています。
※ご飯をこれから食べる方や、手術・血液などが苦手な方は、これ以上読まない方がいいかもしれません。すみません。※
そんな大きな臓器ががんに侵されると、それを摘出する手術をするのですが、、、
その手術中に、手術室内が焼肉屋さんの香りになるのです!!
私も最初に肝臓手術の担当になった時には驚きました!
電気を使って、病気になってしまった部分を取り除いていくのですが、その作業をしているときに、焼肉屋さんの香りが漂ってきます。
肝臓以外の「腸」や「胃」「心臓」「肺」の手術中は、特に焼肉屋さんの香りはしません。
最近では、
①お腹を大きく切って、悪い部分を取り除く方法
②お腹に数か所の小さな穴をあけて、カメラを見ながら、悪い部分を取り除く方法
があります。
焼肉屋さんの香りがするのは①の場合です。②でも若干、香りを感じることができます。
手術中に漂ってくる香りで、お腹が減ってしまって、、、
手術途中で「おなか減ったな~、夜ご飯はお肉を焼こう!!」と何度も思うことがありました♡
肝臓は、たくさんの血管が通る臓器なので、お腹は減りつつも、集中してお仕事をしてました!
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
気分悪くなってないですか?
よかったらまた読みに来てください♡